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「なんつうか予想外だったな・・」
「うん。僕はてっきり本を開いた瞬間消えちゃうのかと思ってたよ。」
そういいながら本のページをめくっていると
「ちょっと待った!!」
「な なんだよ。どうした?」
「この絵・・・」
翼が止めたページに描かれていた絵は先ほどとは変わり西洋風の町が西洋の鎧のようなものを着た奴等に襲われ家などを燃やされ人々が虐殺されている絵が描かれていた。
「この絵・・・昨日見た夢の内容と似てる・・」
「夢?」
「うん。この絵昨日学校で居眠りしたときに見た夢の内容にそっくりなんだ。」
「おいおい。どんな偶然だよそれ。なんか気持ちわりぃな。」
「僕だって同じ気持ちだよ。・・そういえば確か宮下さんも行方不明になる前に僕と同じ夢を見たって言ってたよ。」
「それ本当か?」
「うん本当だよ。」
僕の返答を聞くと海斗は腕を組み
なにか考え始めた。そしてすぐ戻ると口をひらいた。
「やっぱりこの本は関係あるみてぇだな。」
「うん。そうみたいだね。じゃあこの本を徹底的に調べよう。」
「ああ」
海斗はそういうと次のページを開いた。だがそこには今までの絵とは違い1つの扉が絵がかれているだけだった。
「あれ?なにこれ?」
「扉だけ?」
僕たちはこの絵に疑問をいだいていると突如絵の扉が光りはじめた。
「うわっ!なにこれ!」
「まぶしっ!絵がいきなり光り出したぞ。」
絵の扉は徐々に開いくと同時に僕と海斗を吸い込もうとした。
「もう何がなんだかわかんないよこれ!どうなってんの!」
「し 知るかぁぁぁ」
最初は吸い込まれまいと必死に抵抗していたが人間には限界があるためとうとう・・・
「「うわぁぁぁぁぁぁ」」
僕たちは本の中に吸い込まれてしまった。
そして僕達の意識も次第に無くなっていった。
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