第2章

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第2章

ちゅんちゅん 鳥の鳴き声と何やら先ほどから顔に当たる太陽の光のようなものによって僕の意識は覚醒していった。 (まぶしっ・・・あれまぶしい?変だなぁ僕さっきまで家の中に居たのになんで太陽がみえるんだ?・・) 僕はそう考えながら上体をお越し辺りを見回した。あたりは木に囲まれておりのどかな森だということが理解できた。 「森だというのはわかったけどなんで森?てかさっきまで家にいたのになんで外にいんの?なにこれヤバくない?マジカオスな状況なんだけど」 「ふう・・・このまま混乱してても何も変わらないな。よしとりあえず落ち着いて状況整理してみよう。」 僕は地面に胡座をかいて座り状況整理をし始めた。 (確か僕は海斗と宮下さんの失踪の原因をつきとめるべく僕の家に届いた謎の本を調べててそれでいきなり本に吸い込まれてそんで意識を失って目が覚めたらここに寝てた・・・ということはここはあの本の中?) 「・・・まあまだ結論を出すには早すぎるな。てか忘れてたけど海斗はどうしたんだろ。僕と一緒に本をみてたはずなのに・・・。とりあえずここでじっとしてても変わらないし探しにいくか。」 僕は海斗を探すため森の中を散策してみることにした。 森を歩いてしばらくすると大きな花畑に着いた。 「すごい・・・花畑なんて初めてみるけどすごく綺麗だ・・・あれ花畑の真ん中辺に誰かいる。」 僕はその人物に話しかけるべく近づいていった。僕が近くまでくるとその人物は僕に気づき振り返った。その人物はだいたい僕と同じくらいの歳で眼が青く金髪で整った顔が印象的な女の子だった。
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