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笑顔でそう言ったエミリアの顔にはまだ不安の色が残っていた。ホントにこれから何もなければいいのだが・・・僕達は街を見て歩きながら街の大きな広場にきた。そこは大きな噴水や食べ物などを売っている屋台などもありとってもにぎやかな場所だった。
「おお~ここはにぎやかだなぁ。」
「ここは中央広場っていって朝から夜までにぎわってる場所なんですよ。」
「へ~そうなんだ~いいなぁこういう場所。あれ?なんかあそこに人だかりができてる。」
「ホントですね。何かあるのでしょうか。行ってみましょうか。」
僕達は人だかりを確かめるべく人だかりに近づいていった。
「うわ~人多くて見えないなぁなにがあるんだろ。あの何かあったんですか?」
「ああなんでも下着泥棒を捕まえたんだとよ。今街の警備兵が尋問してんだよ。」
「下着泥棒?へ~この世界にもそんなのいるん・・・だ・・」
僕は近くにいる人から話を聞きながら中を覗くと思わずかたまってしまった。中にいたのは・・・
「テメェこの街の酒場のアイドルエミリアちゃんの下着盗んで生きて帰れると思うなよこの変態野郎。」
「ちゃうんすわマジで。パンツのほうから俺を誘惑してきたんすわ。ホントの被害者は俺っすわ。」
そこにいたのはパンツ一丁でロープで縛られ警備兵数人に尋問されている金色の変態野郎こと五十嵐海斗だった。僕はその光景みて一瞬呼吸するのを忘れてしまった。それだけ衝撃的な光景だった。
「パンツが誘惑しただぁ?ふざけたことぬかしてんじゃねぇぞテメェ斬るぞ。」
「ならパンツが誘惑してなかったとしようだが目の前に女のパンツが干してあったら男としてスルーするわけにはいかんだろ。そんなこともわからんのかマヌケが。」
海斗がそう言った瞬間警備兵や周りのエミリアファンであろう男たちの怒りがさらにヒートアップした。てかさっきからなんでこの子こんなえらそうなの?パンツ一丁で縛られてるのになんでこんな余裕なの?海斗僕には君がわからないよ。
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