第1章

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「え・・・なにこれ・・怖っ・・」 「今巷で人気のゲームなんだ。そこらの店じゃあ手に入らねぇんだぜ。いや~本当苦労したぜ~なんせこれのために5時間並んだんだからなキラッ」 「キラッじゃないよ海斗なんなのこのゲーム。なんでタイトルこんなにもカオスなの?こんなの5時間ならんでまで手に入れるとかキチガイなの?キチガイだよね?」 「まあまあやりたいからってそう興奮するなよ。お前にもすぐやらせてやるからよ。」 (ダメだこいつ手遅れになる前になんとかしないと・・・) ご覧の通りの性格のキチガイ海斗君だけど男の僕から言うのもなんだがすごいイケメンだ。普通ならモテてるはずなんだけど性格はこれだしドがつくほどの変態なため女子もよってこないのだ。 そんな海斗だけど顔意外に良いところがもうひとつある。それは友達思いなとこだ。昔僕が10人組の不良にカツアゲされそうになったとき目撃者からそれを聞いた海斗がすぐに駆けつけて10人相手に僕を助けてくれたのだ。海斗は性格はあれだけど僕にとっては大切な親友なのだ。 「まあこのゲームのことは置いといて今日放課後ゲーセンでも行かねぇか?今日俺めっちゃ暇なんだよ~」 「ゴメン海斗。今日は学級委員の仕事があるんだ。」 「なんだよ~ノリわりぃぜぇ翼ちゃんよ~1日ぐらい休んじまえよ~ 一緒にゲーセンでレッツパーリィーしょうぜ?」 「ダメだよ海斗。僕が休んだらもうひとりの学級委員の宮下さんに迷惑がかかっちゃうよ。」 「たくっわかったよ。じゃあまた今度行こうぜ」 「OK。あっそろそろ先生がくるから席に戻らないと!」 ガラララ 「オラーテメェェェェらァァァ席につきやがれぇぇぇぇおえっごほごほ」 (海斗といっしょのことやってるし。) そう思いながらも僕は席についた
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