第2章

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「立ち上がれ男達よ!もはや君たちはチキン野郎などではない君たちは立派な戦士だ。」 「さああの夕陽に向かって共に行こう戦士たちよ!さあ俺の縄を解いてくれ!」 「おお!!」 「・・・・でも下着泥棒は悪いことにはかわりないよね。」 海斗に共感して男達は縄をほどこうとしたとき一人の女の子が言葉を発した。その言葉を聞いた瞬間この場の空気が固まった。そして周りにいる男性も女性も笑顔で海斗を見た。 みんな笑顔そして手にはバットなどの凶器。海斗も笑顔そして全身汗でびっしょり。・・・・終わったな。 そして今ひとつの命が散った。 そして集団リンチは終わりボコボコにされ地面でくたばってる海斗だったものに僕は話しかけた。 「大丈夫かい?海斗。」 「・・・返事がないただの屍のようだ。」 「・・・・」 「ゴメンゴメンホントすみませんでした。今生き返りました生き返ったからその固く握られた拳をおろして。」 「まったく君は一回くらい普通に登場できないの?さすがにさっきのはふざけすぎだと思うな。どうしてあんな騒ぎ起こしたんだよ?」 「目の前のパンツが恋しかったからそして俺が変態という名の紳士だから。」 「把握。」 「あ あの。」 さっきの騒ぎがあってかエミリアは海斗のことを(少し?)警戒しながら話しかけてきた。 「そ その人ってツバサさんの知り合いなんですか?」 「はい。知り合いどころか翼とは大親友です。」 「いやこいつはただの非常食だよ。」 「ひどっ!!非常食だなんてひどい翼くん!あんなことやこんなことした仲なのに私のことは遊びだったのね!キィー悔しいィィ。」 「はぁ・・・バカなこと言ってないで早く立ってエミリアにしっかり自己紹介しなよ。縄ほどくから。」 「へ~い」 そう言って僕は海斗の縄をほどき立ち上がらせた。
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