第2章

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海斗が合流し僕達はエミリアに南通り、東通り、西通り、北通りなどさまざまな場所を案内してもらったそして僕達は今城に続く通り中央通りを案内してもらっている。中央通りは他の通りより多くの人や店でにぎわっていた。だが多くの人に混じってエミリアが言っていた黒いローブをきた怪しい連中もいた。何かの宗教の信者とか何かだろうか。 「ホントにすごい人だなここは。他の通りなんて比べものにならんな。」 「うん。ホントにぎやかで楽しそうだよね。でもここはエミリアが言ってた黒いローブの連中をよく見かけるよね。」 「はい。中央通りが一番見かける場所なんですよ。昔はあんな人達みかけなかったんですけど最近になってよく見かけるようになったんです。あの人達がきてから国の治安も少しずつ悪くなってきてるんですよ。」 「ホントなんなんだろうなあいつら悪いことが起きなきゃいいが。」 僕達がそんな話をしながら通りを歩いているとふと前のほうの人混みにいる三人の黒ローブの連中が僕の目にはいった。一人は目と鼻が隠せるよく外国の映画にでてきそうな仮面を被っていた。二人目は身長が高くがたいのいい男でこの男も一人目と同じく仮面を被っていた。そして三人目は他の二人に比べて体が華奢で小さかった。多分女性なのだろう。そしてあの女性はフードを被って少しうつむいているから顔が見えない。僕はあの女性だけなぜか気になっていた。どこかで会ったような気がするのだ。そう思いながら女性を見ているとうつむいていた女性が顔を上げたそしてほんの少しだが顔が見えた。僕はその女性の顔を見た瞬間驚いて一瞬声がでなかった。 その女性の正体は・・・・ 宮下鈴さんだった。
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