第1章

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僕はそう思いながらポストに近づきポストに入っていたものを取り出した。取り出してみるとそれは図鑑ぐらいの大きさの荷物だった。 僕はそれを持って家に入る。ちなみに家は親が両方仕事で外国にいるので誰もいない。3年前からこんな感じだ。僕は暗いリビングに入り電気をつけるとすぐに荷物の袋を破った。 「名前もかいてないしいったい何が入ってるんだろうか・・・」 ビリビリ 「本?」 中に入っていたのは図鑑ぐらいの大きさの赤い本だった。表紙にはどこかの国の言葉で何か書いているが僕は読めない。 「見た感じ洋書みたいだけど・・・ていうか表紙に書いてある言葉どこの国の言葉だ?・・・」 詮索しながらも僕は袋から本を出して本を目にしてからなんだか胸騒ぎがしていた。なんだかこの本からは嫌な感じがするのだ。見てはいけないものを見てしまったのではないかとそんな感じがするのだ。だが嫌な感じはするのだがそれとは別にこの展開にワクワクする自分も感じる。この本の中に非日常が待っているのではないかとそんな気持ちもある。 僕は気持ちを静めながら本を開けようとした・・・そんの瞬間 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン と連続の激しいインターホンが鳴った。僕は驚き開きかけた本を思わず閉じてソファーの下に隠してしまった。驚くとすぐにものを隠してしまうのは昔からの僕のくせだ。なぜこんなくせがついたのか僕にも不明だがまあどうでもいい。 僕は恐る恐るインターホンの電話にでた。 「はい。どちら様でしょうか?」 「ハァハァ奥さん今何色のパンツはいてんの?ハァハァ」 ガチャ 僕はこの声を聞いた瞬間電話の受話器を置いた。すると・・・ ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン とさっきより激しいインターホンが鳴った。 その瞬間僕の頭の中からぶちっと音がし真っ先に玄関に向かい凄まじい勢いで扉を開け来訪者に凄まじい蹴りを食らわした。 「うっせぇんじゃこのド変態金髪バカがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 バァン 「おぱんつぅ!!」 凄まじい蹴りをくらったド変態金髪バカは意味のわからない言葉を発しながらぶっ飛んだ。
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