第1章

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僕は先生に宮下さんの正確な家の場所を教えてもらい今宮下さんの家の前にいる。 (ここが宮下さんの家か。本当に僕ん家に近いんだな。それにしても今回の行方不明事件あの本が関係しているんじゃないかって気がしてならない。確かめるしか手はない。) 僕はそう考えながら宮下さん家の家のインターホンを押した。 ピンポーン しばらくするとインターホンから母親らしき人の声が聞こえた。 「はい・・・どちら様ですか・・ 」 声は元気がなく宮下さんがいなくなり相当ショックを受けているのがわかる。僕は若干戸惑いながら答えた。 「あの僕宮下・・いえ鈴さんと同じクラスの斉藤翼といいます。あのすこしでもいいのでお話を聞かせてもらえないでしょうか?」 「・・・・わかりました。いいですよどうぞ御上がりください。」 その後僕は家に入れてもらいリビングに通された。宮下さんの母さんの顔にはやはり生気がない。無理もないいきなり娘がきえてしまったのだから。僕は若干気をつかいながら話を聞くことにした。 「あのつらいかもしれないですけど鈴さんがいなくなる前何か変わったこととかありませんでしたか?」 僕が質問してからちょっとたったあと宮下さんの母さんは口を開いた。
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