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セルシオが左の車を抜くためにタンクローリーの前に出た。
俺は誰もいない右を走り続ける。
とセルシオが後ろにくっついてきた
「うっとしいやつだなぁ…」
俺は言った。
それから左に右によけながら走っていたらメーターは190あたりだった。デジタルメーターは見やすくてありがたい。
とルームミラーを見た。
セルシオのヘッドライトが見えた。
だが離れている
2、30メートルだなと思った。
「勝った」
俺は顔に笑みをうかべた
「俺をなめるなよ」
と言った
もう高速の終点。
田舎の高速はバイパスみたいにみじかい。
今日は家に帰ろう。
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