2 勝負

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セルシオが左の車を抜くためにタンクローリーの前に出た。 俺は誰もいない右を走り続ける。 とセルシオが後ろにくっついてきた 「うっとしいやつだなぁ…」 俺は言った。 それから左に右によけながら走っていたらメーターは190あたりだった。デジタルメーターは見やすくてありがたい。 とルームミラーを見た。 セルシオのヘッドライトが見えた。 だが離れている 2、30メートルだなと思った。 「勝った」 俺は顔に笑みをうかべた 「俺をなめるなよ」 と言った もう高速の終点。 田舎の高速はバイパスみたいにみじかい。 今日は家に帰ろう。
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