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ク「ズズズ・・・・ふぅ・・・」カチャ
クロはカップを置き話始めた
ク「僕は下級魔法しか使えないんじゃない下級魔法しか使わないんだ」
セ「???どういうこと?」
クロの言葉にセシリアは頭の中がハテナでいっぱいだった
ク「僕は魔力制御が苦手・・・だから下級魔法で十分なんだよ」
ロ「じゃあその気になれば中級、上級魔法も使えるのか?」
ク「さっきも言ったけど僕は魔力制御が殆んど皆無・・・だから中級や上級を発動しても威力が強かったり弱かったりする」
セ「練習とかはしたの?」
ク「昔はした・・・・だけど全く制御出来ずにいた・・・・だから僕はこの学園に追い出された」
セ「追い出された?それってどういうこと?」
ク「僕は昔から出来が悪かった・・・それを良く思わなかった両親は僕をこの学園に入れ僕は元からいなかった事にした」
セ「何よそれ・・・」
ロ「ひでぇな・・・」
ク「しょうがなかったんだよ・・・何も出来なかった僕が悪いんだから」
クロは視線をカップの中の紅茶に落とした
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