貴族とストーカーと落ちこぼれ

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ク「!」バッ ロ「クロどうした?」 ク「いや・・・先日から誰かに・・・見られてる気が・・・する」 ロ「そんなわけないだろ?此処は男子更衣室だぞ?」 ク「それでも・・・見られてる気が・・・する」 「(気付かれてないな)」 ロ「まぁ気にしない方向で行けよ。気にしたってしょうがないし」 ク「そう・・・だね」 ロ「ほら急ごうぜ体育に遅れるぜ」 ク「うん・・・わかった」 そしてクロは急いで着替えロイと男子更衣室を後にした 誰も居ない男子更衣室に一つの影 「ハァ・・ハァ・・ハァ・・クロイス君の制服」クンカクンカ その影はクロのブラウスを顔に押し当て匂いを嗅ぎ幸せな表情を浮かべていた 「フフフッ・・・何時か私の物にしてあげるわクロイス君・・・楽しみにしてるからね」ガチャ クロのブラウスをカゴに戻し男子更衣室を後にした人物とはいったい誰なのか・・・クロは知るよしもなかった マ「(不穏な動きが有るな)」 マルクは男子更衣室の天井で今あった事を全て見ていた マ「(お嬢様に報告した方が良さそうだ)」シュタ マルクも男子更衣室の天井が姿を消しナナリーの元へ向かった
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