本編

3/31
前へ
/33ページ
次へ
何やらどっかで見たようなキャラ設定を宿した三匹の子豚たちは、規制がかかったほんやくこ○にゃくを食べた途端、日本語をマスターしてしまいました。 そして更には、母親豚同様に二足歩行まで始める始末。さぁ化け物だらけの昔話の、始まり始まり~。 「あんた達もそろそろいい年なんだから、一人暮らししたらどうなの?正直言って、もう養っていけないわよこんなの」 母親豚の突然な言葉に、戸惑いと動揺を隠せない子豚共。 「ブヒ、ブヒブヒ……あ、違った。え、いきなりそんなこと言われても困るよ~」 「か、母ちゃん。俺を捨てないでくれ~」 「うわーん、ママー!!」 その後、結局家を出ることになった三匹の子豚は、それぞれに家を作ることになったのです。 「スネ豚、お前はどうすんだよ?」 子豚の一匹が話し掛け、子豚の一匹が返します。 「僕ちゃんは、簡単そうな木で作ってみるよー。そういうジャイ豚は?」 「俺様はもっと簡単そうな、わらで行くぜ!家なんか住めればいいもんなー!」 ガッハッハッハと高笑いするジャイ豚。 この後の展開で、激しく後悔することになるというのは、みなさんご存知の通りかと思われます。 「さっすがジャイ豚! おい、のび豚!お前はどうするつもりだよ」 「僕はレンガでこつこつ作ってみようかな~って」 そんなのび豚の発言を聞いた二匹の豚は、笑い転げるほどに爆笑し出しました。  
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加