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「いやー、まさか新任が美姫さんだとはねー」
『私もよ。まさか寮長が狼だったなんてね…』
「あー、そういえば二人は幼馴染だったね…すっかり忘れてたよ」
「そこ忘れるとこですか…」
理事長の言葉にため息をつく狼
それは私も同感。家も近所だったんだから、忘れるなんてありえないよ…
「で、俺は今から美姫さんを寮の部屋に案内してくれってことっすね」
「ああ、よろしく頼んだよ」
「はい。じゃあ行こうか」
『うん。じゃあね~』
軽く手を振り、狼と一緒に理事長室を出た
バタンと扉が閉まった途端、狼の口調が変わった
「それじゃ~案内するね~」
『?!ちょっと、いきなり何?!』
「(ボソッ)俺、いまこういうキャラなんですよ。この方がこの学校的には、ね」
『……ナイスキャラ(グッ)』
なるほどね~…さすが狼、私のお師匠様(笑)
そう、私がこうして腐ったのはこの男の影響なんだよね(笑)
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