主人公紹介+1話

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  インターホンを鳴らしてから数分後、門がゆっくり開かれた そこには先ほど話していた男性であろう人物が待っていた 「貴女が白石さんですね?」 『はい、明日からよろしくお願いします』 「よろしく。私は学年主任の坂下悠馬(さかしたゆうま)といいます」 『坂下先生ですね、よろしくお願いします』 ぺこりと一礼すると、男性…坂下はにこりと笑みを返した 一瞬ドキッとしてしまった美姫は、少し顔をそらした 『あ、あの、理事長室ってどちらでしょう?』 「あぁ、案内しますよ。今日は授業の予定はないですし」 『いいんですか?』 「ええ、かまいませんよ。では、行きましょうか」 『はっ、はい!』 坂下は慣れた足取りで美姫を理事長室へと案内した 理事長室へ向かう途中、まだ授業中なのか、グラウンドでは体操服に着替えた男子生徒が走り回っていた ときどき授業をさぼっているであろう生徒がちらほらいたが、坂下は注意することなく歩いていく
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