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「さて、そろそろ本題に入ろうかな。美姫はこの学園が男子校というのは知ってるよね?」
『うん。(それが分かってて入ったようなものだし…)』
「ん、あと女の教師が美姫しかいないのはわかるな?」
『え、マジで一人も女子いないの?!』
「あぁ、マジだ」
そう、ここは普通の男子校ではない
普通の男子校では、女の教師はいると思う
が、この学園は本当に特別で、生徒はおろか教師でさえ女子がいないのだ
『わー、マジか…まぁ、良いけど』
「え、いいの?!いやいや、駄目でしょう!」
『なんで。族にいるときとさして変わんないから別に平気だし』
「もうちょっと恥じらいもってよ…」
『あたしに恥じらいなんてないわよ』
そう、女らしさなんていらない
女なんて、肝心な時に何もできないものだ
…女らしさがあったら、私はきっと…
「…話変わるけど、美姫はどこで暮らす気だい?」
『は?どこって…職員寮だけど』
「∑なにぃぃぃぃぃぃ!?」
その時の声は授業中の教室・グラウンド・学生寮・職員寮にまで聞こえたという…
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