出会いは遅れて

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ゆう「うぅー。最悪…」 由真「まぁまぁ、大丈夫だって~。私も最初怖いなーって思ったけど、結構優しかったよ?話しやすいし」 ゆう「…ほんと?でも怖い~」 只今教室で愚痴り中。 愚痴を聞いて頂いているのは、同じ部活の友達、由真。 話題の人物は勿論、杉本。 もう一人の神田とかゆう人も、色んな意味で嫌だけど…今一番嫌なのはこの人だ。 だって…言葉には出してなくても、杉本があたしが隣なのが嫌だという視線がバリバリ伝わってくるんだもん。 杉本「…」 ゆう「…!」 ちらり、と。 まだ同じく教室に居た杉本を見ると、目がった。 や、やばい…!今の会話、聞こえてた!? ええーいっ!もう開き直っちゃえ! ゆう「杉本って絶対あたしがとなり嫌とか思ってるでしょ!?」 杉本「……。だってお前…しゃべらねぇじゃんー」 苦笑いの杉本。 分かってはいたけど…ショック。
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