プロローグ

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白い綿毛が舞い降りる空に目を向けて、胸一杯にその甘い空気を吸い込んだ。 目を、閉じれば。 この雪のようにふわふわと舞う桜が、ある。 そう、丁度この木の下だ。 俺は、目の前の大きな木にそっと、手を添えた。 この、木の下で。 君と。 .
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