思考回路の砂漠

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ドアノブの回る音の後、よく聞きなれた音をたてドアが閉まる。 顔を上げると、ノイルとその後ろに色黒で大柄な男が目に入った。 「えっと、こちらの人は私達の隊長で… あ、私達っていうのはさっき私が言った第四騎士団の事ね!すっごい強いんだよ! 君の事を助けてくれたのもこの人みたいな感じ! んで、えっと、──なんだっけ…??」 「……もういい。少し黙ってろ」 そう言って彼女を後ろに押し退け、一歩踏み出して俺の顔を睨み付ける大男。 しかし、近くで見るともっとでかい…。
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