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ラーバル城
──治療室
『───てやったぜ…!!』
『これで、─わ──だ。』
『───!!どうか、私の──』
『くたばれ、クソッタレ』
「───っ!?」
「…やっと起きた。
大丈夫?随分うなされてたけど…」
嫌な夢を見た……
目を覚ますと、ベッドの中にいた。
辺りを見渡してみると、他にもいくつかのベッドが見える。
「ここは医療室。
貴方、砂漠で一人で倒れてたから…」
「……君は?」
ベッドの隣で話す女に、疑問を投げ掛ける。
その端整な顔立ちは気丈そうに見えるが、今は赤い目を泳がせ
何故か緊張しているように見える。
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