思考回路の砂漠

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「はっ!第四騎士団所属、ノイル・オーヴィスであります!」 誰なのか聞いたとたんに、椅子から立ち上がり俺に向かって敬礼してきた。 「……元気がよろしいようで。」 これまでとはうってかわっって、途端に元気になった女にあっけに取られていると 女もはっ、とした表情の後に顔を真っ赤にして ベッドの横の椅子に座り込んだ。 「しまったあぁ…いつものくせで………」 顔を手で隠したまま、恥ずかしそうにジタバタと地団駄を踏む女。 「…気にしなくていい。 そうだ、僕の名前は──」
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