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アクア「シルヴァを超える…ねぇ…
そのためにはまずマスターたちを超えないと行けないのか…
長い道のりだな…」
腰に付けている剣の鞘をさすりながらアクアはため息をつく
そんなアクアの手を取り、ルナは優しく微笑んだ
ルナ「大丈夫、アクアなら出来るわ♪」
アクア「そう思ってくれるのか?」
ルナ「あたしが惚れた男だもん、それくらいして貰わないとね」
ルナはアクアの頬にキスをすると、また食事の準備を始めた
アクアはそれに対して何も行動を起こさず、何かを決意したような顔をして厨房を後にした
シルヴァ(あーあーあー、青春しちゃってまぁwww)
そんなことを思いながら、シルヴァも厨房を後にし、ノギスの部屋に向かった
ノギスの部屋は最初こそ緑基調の簡素な部屋だったが
最近は事務作業をやりやすいように独自で改良を施している
忙しい時間のほんの小休止でみんなが休んでいる時も
メルのところに行っては事務の簡易的な方法などを学んだり
自分の仕事がないときは
自主的にギルドの依頼を受けて鍛錬を行っていたり…
う~む…もしかしてうちで最も努力してんのノギスじゃねーかなwww
そんなことを思いながら階段を上り、ノギスの部屋の扉をノックする
*コンコン*
シルヴァ「おーいノギス、ちょっといいか~?」
ノギス『あ、はいどうぞ』
中からノギスの応答があったので扉を開ける
机の上には大量とまではいかないが、そこそこの量の書類があり
目を通しながら計算をする生真面目なノギスがそこにいた
シルヴァ「忙しいところをすまんな」
ノギス「いえいえ、私は私にできる仕事をこなしているだけです
シルヴァさんこそ、店の商品開発にギルドの依頼、魔法学園の講師と多忙でしょう
私は出来るだけあなたの仕事が楽になるよう調整出来れば満足です」
そういってノギスは纏めた資料を引き出しにしまい、背伸びをする
手に付いたインクや辺りの散らかり方を見ると、相当量の資料を纏めてたようだ
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