【16】大陸間会議

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ノギス「それで用件とは?」 シルヴァ「あぁ…実はな―――」 シルヴァが皆に趣旨を説明している頃 隣国、ノヴィントでは問題が発生していた 大臣「国王陛下はまだ見つからんのか!!」 ノヴィント国王城の謁見の間には3日後の大陸間会議に出席させる冒険者を厳選していた SSSランクの所有者が8人しかいないノヴィント国には 定例であればギルドマスターのユノ、葬炎の騎士ラファエル そして支部のギルドマスターであったサシャが参加していた だがサシャが引退してティリス学園の教員となってしまったことにより 参加人数に枠が空いてしまったのだ アレート国とノヴィント国では、大陸間会議の際はSSSランクの所有者が最低3人はいないといけない規則になっている なので王城にはノヴィントに所属するSSSランクが2人収集された だが、肝心の国王の姿が今朝から見当たらないのだ 騎士団員「報告、陛下の部屋から書置きが発見されました」 大臣「なに…?見せろ…」 大臣は頭を抱えながら書置きに目を通す  ちゃお!大臣!  イシュタルトの麓の村に  エルマットの討伐依頼が出てかたら  ちょっくら討伐してくるぞ♪  昼までに戻らんかったら  そちが適当に参加者を決めといてくれ      メラネウス国王    大臣「……」 騎士団員「…あの…大臣…?」 大臣「……ぁんの戦闘狂がぁぁぁぁああああ!!!!!」 王の書置きは紙ふぶきとなって謁見の間を舞った
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