朝子

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NYに来たからといって、すぐに自分の思うような仕事が出来るはずもない。   俺は、様々なアルバイトで食いぶちを稼ぎながら、広告デザインの仕事を続けていた。   向こうで知り合った同業者達に仕事を回してもらい、バイトをしなくてもなんとか食えるようになり、やっとの思いで小さい広告事務所を開いた時には、すでに3年の月日が経っていた…   そんな折り、夢のような話が持ち掛けられた…   大手コスメチックブランドの新商品広告のコンペティションへの誘いだった。   誘いが掛かるだけでも信じられない…   これで…もし、広告が獲れたりしたら…俺の胸は高鳴っていた。
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