EP1[スタンドアップ]

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急にそんなことを言われたためか、火燕はキョトンとしてしまった。 反対に若者は嬉しそうにファイトテーブルにつき 「よっしゃ、決まりだじぃさんデッキをだしなっ!」 とふてぶてしく言った。だが老人は動こうとせずしれっと 「わしはデッキを持ってないのじゃ…だから、雷斬君頼むよ?」 そういって先ほど火燕とファイトしていた、青年を見た。 すると、青年はすっと立ち上がりファイトテーブルについた。 「しかたがありませんね、良いでしょう…代理ですが俺が相手をしましょう」 そういって、カードを裏側で一枚置きデッキをシャッフルした。 「代理だかなんだか知らないが貰えるもん貰えりゃそれでいいんだ!どうせ勝つのは俺なんだからなっ!!」 そう宣言して若者もカードを裏側で一枚出しデッキをシャッフルした。 そして、互いにカードを五枚引き、マリガンと呼ばれる引き直しを両者が終えて互いに最初のカードに手をかけた。 「「スタンドアップ・ヴァンガード」」 「行くぜ![ターボライザー]!!」 若者の方のカードには白を基調としたメカの絵が描かれていた。 [ターボライザー] パワー3000 グレード0 ノヴァグラップラー 「[どらんがる]、頼む」雷斬の方のカードには機械化された犬が書かれていた。 [どらんがる] パワー5000 グレード0 ロイヤルパラディン 「俺様の先行だ、[タフ・ボーイ]にライドっ!」 若者はカードを一枚引いてから中央のカードに重ねた。 [タフ・ボーイ] パワー8000 グレード1 ノヴァグラップラー 「[ターボライザー]のスキルにより移動だ!」 そう言って重ねた下のカードをずらした。 「そのまま、ターンエンドだ」 若者の場 手札:5枚 ダメージ:0 なし /タフ・ボーイ/なし ターボ/ なし /なし 「俺のターン、ドロー!どらんがるのスキル」 そういって雷斬はドローとは別に上からカードを五枚手に取り見た。 「確か[どらんがる]のスキルはデッキの上からカードを五枚見てその中に[探求の騎士 ガラハット]に通常ライド できるんですよね?」 栗色の髪をした青年、蒼哉がそう言った。 すると雷斬はその中からカードを一枚抜き取り 「その通りだ、ライド[探求の騎士 ガラハット]!」 そうしてカードを重ねその他のカードはデッキの下へと置いた。そして手札からカードを一枚、台へと置いた
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