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急にそんなことを言われたためか、火燕はキョトンとしてしまった。
反対に若者は嬉しそうにファイトテーブルにつき
「よっしゃ、決まりだじぃさんデッキをだしなっ!」
とふてぶてしく言った。だが老人は動こうとせずしれっと
「わしはデッキを持ってないのじゃ…だから、雷斬君頼むよ?」
そういって先ほど火燕とファイトしていた、青年を見た。
すると、青年はすっと立ち上がりファイトテーブルについた。
「しかたがありませんね、良いでしょう…代理ですが俺が相手をしましょう」
そういって、カードを裏側で一枚置きデッキをシャッフルした。
「代理だかなんだか知らないが貰えるもん貰えりゃそれでいいんだ!どうせ勝つのは俺なんだからなっ!!」
そう宣言して若者もカードを裏側で一枚出しデッキをシャッフルした。
そして、互いにカードを五枚引き、マリガンと呼ばれる引き直しを両者が終えて互いに最初のカードに手をかけた。
「「スタンドアップ・ヴァンガード」」
「行くぜ![ターボライザー]!!」
若者の方のカードには白を基調としたメカの絵が描かれていた。
[ターボライザー]
パワー3000
グレード0
ノヴァグラップラー
「[どらんがる]、頼む」雷斬の方のカードには機械化された犬が書かれていた。
[どらんがる]
パワー5000
グレード0
ロイヤルパラディン
「俺様の先行だ、[タフ・ボーイ]にライドっ!」
若者はカードを一枚引いてから中央のカードに重ねた。
[タフ・ボーイ]
パワー8000
グレード1
ノヴァグラップラー
「[ターボライザー]のスキルにより移動だ!」
そう言って重ねた下のカードをずらした。
「そのまま、ターンエンドだ」
若者の場
手札:5枚 ダメージ:0
なし /タフ・ボーイ/なし
ターボ/ なし /なし
「俺のターン、ドロー!どらんがるのスキル」
そういって雷斬はドローとは別に上からカードを五枚手に取り見た。
「確か[どらんがる]のスキルはデッキの上からカードを五枚見てその中に[探求の騎士 ガラハット]に通常ライド
できるんですよね?」
栗色の髪をした青年、蒼哉がそう言った。
すると雷斬はその中からカードを一枚抜き取り
「その通りだ、ライド[探求の騎士 ガラハット]!」
そうしてカードを重ねその他のカードはデッキの下へと置いた。そして手札からカードを一枚、台へと置いた
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