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「ま、まだ……」
「エッチしたですか?」
「エッチしたカ?キスは?」
「ま、まだ……メイ!!何やって……な、何よ?何だその汚物を見る目は2人共……なんかした?」
「「別にネ(です)」」
「やったね雀君!!彼女できたじゃーん!!良かったわねぇ!!」
「凛ちゃん!!いや!!違うくって!!そうゆーアレじゃねぇの!!ね!!ね!!」
「…………下ろしてくれる?」
「あ、あぁ!!わりぃリコ!!もう大丈夫だからな!!」
遠巻きに見ていたフィオには一目で彼女達の微妙な立ち位置が読み取れた気がした
ハイネとメイがジトリと雀とリコリッタに疑惑の視線を絡ませ
ニコニコ笑う凛子にオロオロ弁明する雀、その後ろで沈んだ表情のリコリッタ
「へー……雀君て結構モテるー♪アルムも最近は雀君来ると離れないしー……私も参戦しよっかなぁ♪」
「さっきの新しい彼氏候補どーすんですか繭羅さん、バロウとかって人」
「ソレはソレ♪コレはコレ♪カナヤンも今にわかるわよぉ♪」
そんな中、広場の観戦者や客達はヌーノのスキルが発動している今は安全が保証されたと思ったのか屋台に戻りだし
ヌーノは腕を組みスプリガンと雀を何度か見比べ首を捻った
「突然湧いたって言ってたわね……悪魔化した時も突然クランの犬が現れた……アンタ、エッチしようとしてスプリガンに邪魔されたんじゃない?……つまりスプリガンは風鈴と同じ様に雀と関係ある何か……奇しくも風鈴もスプリガンも妖精……私とジョナの見解を証明できるかも……雀の正体」
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