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「1撃で30人撃破だってよ……なんだアリャ、猫の着ぐるみか?」
「よくわかんねぇが……アレは避けた方が良いな……そのチケット持ちに何度も挑み生きてるって言えばわかるか?それに近いモノを持ってんだろコイツら」
「この街ってのは……何でも受け入れんだな……目がビカビカ光ってやがる……ビーム出そうだ」
現在CROW管理地区に居る2人、ヒコはオープニングとほぼ同時に40ポイントになりヴァネッサは10ポイント
低ポイントの者は自然と運営に名前を呼ばれる機会は減る
そうなれば参加者達からのマークも無くなりヒコの様に情報を探る者も居なくなる
つまり、ヒコのスキル ファントムが警戒される事は少なくと言える
そして、それとは逆に現在、雀と中堅組の情報がネット上を賑わし始めた
彼らは無名であるアドバンテージを無くしてしまった、徐々に淘汰され弱者が減る状況下でそれは痛い
残る者は強者
彼らに無名の者がそのアドバンテージ無くして勝つのは難しいだろう
強者には無名が故の意外性で短期決戦を挑む、それがヒコの作戦で今は思い描いた展開に非常に近い状況だと言える
「で、まだミドリンには繋がらないのか?……実況にも1度も呼ばれて無い……妙だな、有名人が参戦してるにしちゃ騒が無ぇ……繭羅さんが」
「繋がん無ぇ……普通は電波がどーのとかバッテリーがどーのとか言うだろ?無音だぜ?」
「先に言えよソレ……運営、ヌーノさんがラフレシア全体を掌握してるかも知れない……大体このポイント、街中にいる全参加者にある、スキルだろうがそんな効果範囲なんか有り得ねぇ、他に方法があるとしても街全体、参加者全員に効果がある事には変わり無い……意図的に一部の情報を操るか封鎖してるのかも」
「はぁ?何の意味があんだ?」
「お前を帰さない為だ……携帯を封じミドリンの情報を封じ合流させない気だろ、徹底してるな……やっぱ俺の携帯も使え無ぇ……やられた……一緒にステージクリアしたのはマズかったか……ま、目撃者の口までは封じれない、見つけるのは時間の問題だ、安心しろよ」
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