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「気にし過ぎだってアナミー、さっきのガキが社長なんだろ?あんなヤバいガキなんざポコポコ居ねぇって」
「……まぁ、な」
「よし!!4人でタコ殴るっス!!けど後ろに路地あるから逃げられないように慎重に……」
「背中向けたらバンビが靴にスティールして引っ張れば転んで終わり、楽勝ね今回」
もう勝ったつもりの4人、浅はかさには定評があるかもしれない、もっと穴宮の意見に耳を貸せば彼らはもう少しランクが上だったろう
「よぉーメガネ君、散歩かね?……ん?ビビんなくてもリタイアしてくれたら痛い目には会わないから安心しろよ」
「リタイアを勧めるっスよ」
通りを横切り元気良くヒコに声をかけるバロウとバンビーノ、その後に穴宮とエイゼル
「リタイア?何でだ?……お前らだろそりゃ……ところで、マルボロ持ってる奴いたら今の内に出せよ……手加減してやる」
「……オイオイ……最近のガキはどーなってんのよ?4:1だっつーの……」
ボソッと呟くエイゼル
多対1の戦闘で最も有効な人数は恐らく3人か4人、それ以上だと互いの腕や足が邪魔になり同時に攻撃は難しい
4人が獲物を逃さず仕留め易い即席包囲網を作り易い
「言っておくが後ろの通路に逃げ、閉所で1:1は期待しない方が良い……リタイアを勧める」
「ハハハハ……逃げる?お前ら相手にか?笑わせんな片眼鏡……」
「選択肢は減ったぞオイ……メガネクラッシュ決定だ」
「イキってんじゃねーよ片目、バロウっつったか?……スキル・ネーム ジャミング、その刀は餓鬼魂主……穴宮、ジーザス・ウォーク……バンビーノ、スティール・リムーバー……そっちがエイゼル、ジェノサイド・クィーン……どれも殺傷能力無し……種の無い手品で俺を喜ばせる自信があんなら相手してやるよ……チップは期待すんなよ」
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