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俺は山瀬のシャツの後ろ襟を掴むと、後ろへ強く引っ張った。
そのまま山瀬の体をズルズルと引きずり教室の後ろまで連れて行く。
槙野さんから出来るだけ離れさせる。
「おいッ…な、何すんだっ…」と山瀬が抵抗する。
ガンッ!!
教室の後ろにある掃除道具入れの扉に山瀬の頭を打ち付ける。
「…っ、痛ッ!」
山瀬が頭を押さえるが、俺の怒りは治まらない。
むしろそれは怒りが増長させた。
頭を痛がる山瀬の上に馬乗りになり、俺は拳を振り下ろした。
俺は無心になって山瀬を殴っていた。
後ろから槙野さんが「藤崎くん!…やめて!山瀬くん気絶してるッ!」と叫ばれるまで俺は山瀬を殴っていた。
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