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シャワーを借りて、バッグから体育着に着替える俺。
体育着といっても、上は普通のスポーツTシャツに膝丈の短パンだ。
さっぱりした俺はタオルで頭を拭きながら風呂場から出る。
風呂場から出るとすぐにキッチンがあって、制服のまま槙野さんが料理していた。
「シャワー、サンキュ…」
俺はなんか恥ずかしさと照れくささで、彼女の後ろをそそくさと通り、勝手にリビングへ行った。
部屋の中は外がボロアパートのわりにはキレイにしてあった。
たぶん槙野さんがきちんと掃除してるんだろう。
俺は部屋の窓から空を眺めていた。
……『少し話す』って何を話すつもりなんだ、俺は…。
そんなことをグルグル考えるのも面倒くさくなって、いつの間にかボーっとしていた。
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