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外はドップリと真っ暗で、少しジメッとしている。
俺は家までなんとなく走って帰った。
家に着くと、中から明かりが漏れていた。
…あ、親父の方が先に帰ったのか。
家へ入ると、リビングの電気がついていた。
俺は階段を上りながらリビングを覗いた。
…親父がテレビをつけっぱなしにして眠っている。
俺はこんな所が親父に似てしまったのか…。
軽くため息が出たが、それと一緒に少し笑ってしまった。
『喧嘩とかするの?』『でも仲良くないの?』『…変なの。』
槙野さんの言葉を思い出す。
喧嘩したくないからお互いを無視してるのかもな…
「確かに変かも…」
俺は妙に納得した。
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