壱話 蜻蛉

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「…着いた。」 そこには― 『陽炎』 と古びた看板が出ていた。 視線を奥へと移す。 こじんまりとした、でもどこか気品のある建物だった。 和で統一されていて、何となく不思議な雰囲気が漂っていた。
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