2章 人は見た目じゃ

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「おっはよー、ってわけでさっくせんかいぎぃはっじめっるよー」 コガネが歌のお姉さん風に玄関を開けてきたのは午前3時。 「おっはよーじゃねえよ何時だと思ってんだよ朝来てねえのに起こすなよなんでうちの場所知ってんだよどうやって玄関のドア開けたんだよつか酒くせぇよ」 「うんうん、勢いのある良いツッコミじゃね。 じゃけど男の子がちっさいこと気にせんの」 俺的には重要なことを『ちっさいこと』で流された! ずかずか入ってきてベッドの上の俺の前まで来て見下ろす。 「それに電気ついとって寝とらんかったじゃん」 てめえ誰のせいだと思って……。 「妖怪とかわけわかんない奴に狙われてて寝られるわけねえだろ!」「それに黒のレースが目に焼き付いて悶々として寝られなかったんだよ!」 なっ……。 心読んだのか、それとも分かっててパンツ見せたのか……こいつもうやだ……。 「もちろんわざと見せとったけんね。それより今の口マネ似とった?」 相変わらず憎たらしい笑顔だ。 俺が怒りに震えて黙ってると飽きたのか 「さて改めて作戦会議始めようか」 コガネは急に真顔に戻って言った。 とりあえずむかつくこの神様の頭を「あいたっ」叩いといた。
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