1章 はじめのいっぽ

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避けながら(惜しい)と思う。 スラリと伸びたモデル体型に艶やかなストレートヘア。 その黒髪が下りた白いパーカーの胸元はスリムな身体とは不釣り合いに大きく盛り上がっている。 赤いフリルスカートはミニ。 長い足を強調していて肌の白さが目に眩しい。 頑張って顔をチラ見すると、黒目がちな瞳にあまり高くはないが整った鼻、薄い桃色の唇。 色素が薄いようで真っ白な肌をしている。 一瞬のチラ見じゃあ全体の印象はよくわからないが、パーツだけなら悪くない。 これで痛い子じゃなければ……。 「ウチ神様なんでキミの考えよることはなんとなくわかるんじゃけど」 なっ……! 「そういう考え方がさっきの犯罪者扱いされるのにつながっとるんじゃない?」
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