プロローグ

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俺はこの生活が充実していると思っている。 学校に行き、バイトもして、たまに部活に顔を出したり家事をするといった生活。 だが、満足はしていない。 何かが足りないのでは。俺はこんなものなのか。 考えたところ、わかった。呼んでいるのだ。この世界が。 いや、厨二病ではない。現代科学では解明できない不治の病に侵されてなどいない。 寧ろ俺は健康体とも言えよう。頭は全国模擬試験で5位だったし運動は学年2位。 かなりの好成績だと思う。 俺は何も世界を支配したいわけでも、黒魔術を使って世界を漆黒の闇に導きたいわけでもない。 ただ、救いたいのだ。この地球という星を。
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