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そうして、放送は普通のものに戻ったが、瞬間にニュース番組に切り替わった。
俺の部下もやればできるじゃないか。もちろん電波ジャックも彼らがしたものだ。
俺は今から国会に向かうつもりだ。召集がかけられることを予想して首相に一気に話をつけてやる。
「おもしろいことしてるじゃねぇか」
「っ!?」
背後から声。拡声器も何も使っていない生の声だ。空なのに、一体誰が。
「そうかそうか。てめぇが地球の言ってた……人類の敵かぁ!」
なんだと……? 地球? こいつが、人類を守るための……!
「生身で何ができる!」
「こんなことができるんだよ!」
振り返った瞬間、急に重力が二倍、三倍になったような衝撃が俺を襲う。
「っな! 何を……!」
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