~1章~

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「美亜~待ってよ~」 初めまして。 僕、岸本 誠(17)です。 今、隣の家の幼なじみ、 杉山 美亜(17)と学校に一緒に行きたくて追い掛けてる途中です。 さすが陸上部だけあって歩くのも早いなぁ… あっ、そんな場合じゃなかった。 「美亜~!待ってってば~」 いつも一緒に行こうって言ってるのに、少し行くのが遅くなるとおいてかれるんです。 ハァハア… 「…追いついた。美亜、歩くの早いよ~」 ここで、普通の女子なら… 『そうかな?』 みたいな感じの返事だと、想像では思うんです。 でも、美亜は… 「あんたがノロマなだけでしょ?男の癖にダラダラしてんじゃないわよ!」 って言われるんです。 でも、このツンデレな感じが大好きなんです。 .
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