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教室に入ると美亜はすぐ女の子達に囲まれてしまいます。
一緒にいたいけど、そうさせてもらえないのが現状です。
「誠、オッス。毎朝、金魚のフンで大忙しだな」
僕の友人で、佐々木恭介君。彼は僕が美亜のことが大好きなのを知ってる人です。
「金魚のフン?恭介君、毎日同じこと言ってるけど僕は金魚じゃないし、フンでもないよ」
「……」
恭介君は金魚が好きなんでしょうか?
いつも、僕のことを金魚に例えます。
あっ、フンですね。
美亜と一緒にいたいので、自分の机に向かいます。
僕と美亜は机が隣同士なんです。
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