第一章

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校庭に出て血臭のする方向に向かって全力で走る。 響も華牙里の隣を全力で走る。 しばらく走り、森の少し開けた場所にでる。 そこには、血だらけの花嫁達と1人の鬼がいた。 血だまりのなかで何人かは息絶えている。 華牙里は怒りの表情を浮かべる。 回りに這うように殺気が広がり始める。 響の眸も黄金色に染まる。 鬼が華牙里達の方を向いた。 すると、ニヤリと笑って目の前にいた花嫁にナイフを突き刺した。 花嫁は激痛で悲鳴を上げながら地面を転がる。
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