第一章

9/13
前へ
/61ページ
次へ
響が得意とする毒が塗ってある。 この毒は少しでも傷口に入ればすぐに動けなくなってしまう。 響は気配を消して男の背後に回った。 そして、隙をうかがっていると、 華「痛っ!?」 華牙里が腕を押さえて後退した。 どうやら、男の攻撃が少し当たったようだ。 響の瞳が黄金色に染まる。 気配を消したまま男の背後に現れると首を斬りつけた。 少しだけかすった男は笑いながら 男「この程度の攻撃で…甘くみられたものだ」 そう言いながら前に一歩踏み出した瞬間、 男の体勢が崩れた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

132人が本棚に入れています
本棚に追加