第一章

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その夜、華牙里は婚礼の義の為に職棟に来ていた。 もえぎという女性に連れられ風呂にはいる。 そこには既に何人かの若い女性がいた。 「橘さんです。早速お願いしますね」 そう言ってもえぎは他の物の準備に向かった。 ぼーと突っ立ていると1人の女性が話しかけてきた。 「なかなか綺麗な子じゃない、確か堀川様の花嫁よね?」 今度は別の女が話しかけた。 「堀川様の花嫁がこんなに美人なら大丈夫でしょ」 何のことを言っているのかはわからないがとりあえずされるがままで風呂に入りもえぎに着物を着せてもらう。 「あの、下着はきないんですか?」 何も来ていないのにいきなり襦袢をきせられたので少し戸惑う。 「そうゆう決まりでして、終わったらすぐに持ってきますね」 そう言って着物を着せられ別の部屋に通される。
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