第二章

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凝鬼との戦いから数週間。 休み時間になり机に突っ伏していると、隣の席の男子が突然話しかけてきた。 ?「あんたさ…この前"凝鬼"と殺りあっただろ?」 華牙里は起き上がり隣の席の男子に視線を向けた。 華「花嫁を殺した鬼の事?」 と華牙里が殺気を出しながら聞くと ?「そう」 と男子は頷いた。 華牙里は男子を睨みながら 華「あなたは、彼奴の仲間?」 と聞いた。 さらに鋭く這うように殺気は広がっていく。 回りの生徒やすでに教室に来ていた担任まで動きを止めて真っ青な顔をしている。 男子は表情を変えずに言った。 ?「俺は…昔、凝鬼に花嫁を殺されかけた」
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