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銀時達は、甘味屋を出て町を歩いていた。
松「賑やかな町ですね。」
銀「うるせーの間違いだろ。」
新「アハハ。確かにうるさいですよね。」
松「いえ、賑やかですよ。皆さん、目に力がありますし。」
神「ヨッシー楽しそうアルな。」
松陽は笑っていた。
松「フフ、そうですね。何もかも新鮮で見ていて飽きないです。」
新「……たくさん、変わっちゃいましたからね。」
新八は何かを思い出すように空を眺めた。
松「変わっていませんよ。」
新「えっ?」
松「変わってなんかいません。確かに変わってしまったものはあります。でも、根本は変わっていません。」
新「松陽さん…。」
銀「……ボソッ 変わってない、ね。」
松「ですが、雲一つない空を見たかったですがね。」
新「!」
―――
?『もう一度、雲一つない江戸の空を見たかったなァ。』
―――
新「………。」
松「……新八君?」
新「いえ、何でもないです。」
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