白き刃

始まりはワンパターン

銀「それより、これからどうするよ？」

松「……晋助に会えませんか？」

銀･新･神｢!?｣

松「駄目ですかね？｣

銀「駄目っつーか、無理っつーか。」

銀時はいささか歯切れの悪い答えをした。

銀「それにほら、次会ったらたたっ斬るとか言っちゃったし。」

松「大丈夫です。場所さえ教えてくれれば一人で行きます。」

新「いや、そういう問題じゃなくて…。」

神「危ないアル！」

松「どうしてですか？」

新「松陽さん、高杉さんは今過激派攘夷浪士と呼ばれてるんです…。」

松「それが何ですか？」

銀「………あー、ったく。」

新「銀さん？」

神「銀ちゃん？」

銀「わーったよ。ただし、俺も行くからな。」

新「銀さん！」

神「銀ちゃん！」

銀「仕方ねーだろ？先生は昔から変な所で頑固なんだからよ。」

銀時は疲れたようなため息をついていた。

松「大切な教え子のことですよ？頑固にだってなります。｣

銀「……本当に変わんねェ。｣

そう言って、また疲れたようなため息をついたのだった。