コピーって偉大

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?「あーあ、終わっちゃった。」 暗闇の中、聞こえてくるのは女の声。 ?「でも、面白かったな~。白ちゃんは遊んだし、次は誰で遊ぼう?」 楽しそうに、まるで子供のようにはしゃいだ声。 ?「長髪さん?それとも片目さん?どっちでもいいなぁ。」 歌うように紡がれていく。 ?「そうだ!どうせなら皆で遊ぼう!そっちの方が面白いもん♪」 まるで誰かと会話をしているように一人で話し続ける。 ?「さぁ、次はどんなオモチャで遊んであげようかな?」 今までずっと続いていた独り言が急に途切れた。 ?「……黒ちゃん、いるんでしょ?」 黒「……アレをやったのはお前か?」 ?「なんのこと?」 黒「とぼけるな。カラクリのことだ。」 ?「あー、アレか。いいアイディアだったでしょ?」 まるで子供のような口調で聞いた。
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