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空「先生さーん!準備出来たよー!」
神「ヨッシー。本当に行っちゃうアルか?」
松「はい。もう決めていましたから。」
新「松陽さんが帰っちゃうのに、銀さんは何で来ないんだろう…。」
カラクリを作動させるため、松陽達は源外に借りた工房の中にいた。
松「いいんですよ、それで。話したいことは話しましたから。」
神「ヨッシー、私達は家族アル。いつでも帰ってくるヨロシ。」
松「……はい。」
もう帰ってくることなどあるはずはなかったが、神楽の優しさに松陽は優しく頷いた。
松「新八君、神楽さん。銀時を頼みますね。見捨てないであげてください。」
松陽はそう言いながら、いたずらっぽく微笑んだ。
神「銀ちゃんは家族ネ!どれだけちゃらんぽらんでも見捨てたりしないアル!」
新「松陽さん。短い間でしたけど、ありがとうございました。」
空「……先生さん。」
松「私こそありがとうございます。………お元気で。」
別れを終えた松陽は新八達に微笑み、そのままカラクリの中に消えていった。
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