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銀「………しょうがねェ。帰るか。」
神「おうネ!」
新「あれ、鍵閉めて来ましたっけ?」
そうして神楽達が万事屋に帰ろうとするなか、松陽だけが立ち止まっていた。
銀「先生、何やってんだ?置いていくぞ?」
笑みを浮かべた銀時が振り向いた。
神「ヨッシー、早く来るヨロシ!」
神楽も振り向いた。
新「じゃあ、帰ったら食事当番の決め直しですね。」
新八もいつの間にか振り向いていた。
銀「ほら先生。早く来いよ。」
神「家に帰ったら挨拶するネ!」
新「松陽さん。」
銀・神・新「お帰り。」
銀時はダルそうに。神楽と新八は笑顔で、家族の帰りを迎えた。
松「……はい。ただいま。」
松陽は三人に向かって歩き出した。
家族達のもとへと。
神「今日は鍋にするアル!」
新「いいね、それ。そうしましょうか?」
銀「んな金あるわけねーだろ!」
松「また金欠なんですか?」
四人は歩き出す。
今までの日常へ戻るために。
これからの日常を楽しむために。
そしてまた、彼ら家族の絆が新しい物語を紡いでいく。
血で繋がった絆ではなく、血より強固な心の絆で。
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