第2話「生徒会長様のご登場!?」

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(そういえば、輝は大丈夫かな??ちょっと心配に、なってきた) 「奈々さん、」 「は、はい、何でしょう?」 「なぜ、あなたはこの『青陵学園』に行こうと思ったのですか?学費も高いのに」 「そ、それは‥…。会長はこの話を笑わないで聞いてくれますか??」 「まぁ、内容にもよりますが、多分大丈夫だと思いますよ」 「…………」 「わ、分かりましたよ、絶対に笑いません!」 「しょうがない…………。じゃあ、話ます。私がこの学園へ入った理由は……」 すると、急に会長が私の口を手で塞いできた。 「か、かいひょう~。ひゃ、ひゃにゃしてくだしゃい!」 「し、静かに。いつまで、そんな所に隠れているんだ。隠れていないで、とっとと出て来たらどうだ!」 (え、もしかして、今までの行動とか、見られてた!!!) 私は驚きのあまり倒れそうになった。 でも、すかさず、会長が、抱きかかえてくれたおかげで、何とか倒れずに済んだ。 『…ッチ。いつから気づいていた。 そして、お前はそいつから離れろ!!』 「何を怒っているんだ??蒼」 『別に‥…、怒っているわけじゃ…ねぇ。』 「それを怒っていると言うんだ!!」 『う、うるせー!お前は早く離してやれ!!苦しそうだぞ!!』 (あ、そういえば、段々意識が遠のいて………) 「奈々!!」 と、言って、手を離してくれた。 「大丈夫か??」 「は、はい。。。」 『うわー、可哀想。。。お前そんな奴の所にいないでこっちに来い!!』 と、言って私の方に手を伸ばしてきた。 私、とっさに会長の後ろに隠れてしまった。 「蒼、嫌われてんな…」 『ふん、お前、後で覚えてろよ』 「…………」 私は怖さのあまり会長の後ろで震えていると、会長がそっと抱きしめてくれた。 「大丈夫だよ。さぁ、行こうか」 そう言って、会長は笑顔を私に向けてくれた。 私はそのあまりの素敵な笑顔にドキッとしてしまった。 「は、はい。。。」 会長は怖くないよという風に、手をぎゅっと握ってくれた。 『向、俺がいる前で堂々とセクハラをするな!!!』 と、言って蒼と言う人も一緒について来て、結局三人で向かう事になった 私は、壁の所に誰かこっちを見ているのに気付いたけれど、あまり気にしなかった。  〈あの娘、蒼様と向様とベタベタして。〉 〈お嬢様、どういたしましょうか?〉 〈そうですね、少しお仕置きが必要ですわね〉 〈はい。。。〉
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