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暫く止まっている私に拓斗さんは…。
「どうした??宇佐見?僕の顔に何か付いてる??………おっと!いけねぇ…。早く行かないと…。ほれ!行くぞ!!」
仕方無く、ついていくと…そこは、プラネタリウムだった。
私は、恐る恐る入っていく。一度だけ来たことあるが…それは…宙斗に、付き合っただけだ。今日は、意味が違う。
私が、躊躇っていると…宙斗が、そっと手を握ってくれる―――。こんなに、嬉しいことはない。
「綾女。いこ…。……手……嫌だったら……ごめんね。綾女が、心配だから…。」
掌に汗を溜めて、ボソッと言ってくれた。
私は、声に出さなかったが、宙斗に、有り難うの気持ちでいっぱいだ。
中には、先輩達が、快く、受け入れてくれた。
部長が、近づいてきた。
「ようこそ。天体観測部へ…。僕は、石戸修司。3年A組…。因みに、生徒会長、学級委員を、任されている。実際は、どっちかなんだけど…。顧問は、綺羅先生…。部活以外は、顔出さないって噂だよ(笑)」
「石戸くん…先生に対してその言い方は…良くないと思うけど…」
石戸先輩と同じぐらいで、女子の先輩が、話しに入ってきた…。
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