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彼女は、この部の副部長だ。 噂では、拓斗さんが好きとか…。男子みんなに、猛烈アタックが来てるとか…。
だから…、拓斗さんの前では、猫をかぶる…。千智と同じだ。
「綺羅先生ぇ。石戸くんのぉ言葉ぁ気にしないでぇ下さいぃ」
「あぁって、遠藤…お前…僕に妻がいるの知っているだろう?!しかも、妊娠してるから、変な心配かけたくない…。だから、やめろ…」
「はぁい…」
遠藤先輩は、シュンっと、小さくなかった。
「遠藤…。遠藤奈津美!!お前は、挨拶したのか!?してないなら今しろ!!」
何故か機嫌がわるい…。どうしたのだろう…。
「じゃあ、改めて、奈津美は、遠藤奈津美だぉ。こんなんでも、一応…副部長!!宜しくぅ」
もしかしたら、千智より、性格わるいかも…。
私は、少し、ふるえた…。不安と、緊張からだ…。
私に気付いた宙斗はそっと包んでくれた。
どうしてだろう…。宙斗の、顔が、みられない…。ただの、友達なのに…。
私の最初の男子友達なのに…。
私はその場から逃げた。 宙斗は、追いかけてくれた。だけど、私には、宙斗と釣り合わない…。ブス(自称)と美男(イケメン)だ。
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