1. 出逢い そして 初めての☆

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何人か、自己紹介を終えて、次は、宙斗の番だ。 「俺は、綺羅宙斗。まぁ、理事長の息子だ。因みに、教師で、年の離れた兄がいる。 好きなことは、天体観察。 夢は、宇宙飛行士だ。宜しくな」 だけど、宙斗は、何か呟きながら座った。私は、宙斗を気にしていると、私の番になっていた。 私は、あわてて、自己紹介をした。 「私は、宇佐見綾女です。中等部からの入学なのでわからないことがあるかもしれません。 だけど、宜しくお願いいたします」 私は、ドキドキした。やっぱり、宙斗の、ことが気になるのでちょっとだけみた。 暫くして、女子の最後になった。最後は千智だ。 千智は、私の前だと、語尾を伸ばさないが、みんなの前では、すぐに伸ばす。 いい加減止めて欲しい。 「満山千智でぇす。私もぉ、綾女と同じ、中等部からのぉ入学なんでぇ、宜しくぅお願いぃたしまぁすぅ」 まただ。 こっちは同じにして欲しくないかも…。 ホームルームも終わって、宙斗は、理事長室に、行った。 私は、そっと、後を着けた。
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