9人が本棚に入れています
本棚に追加
何人か、自己紹介を終えて、次は、宙斗の番だ。
「俺は、綺羅宙斗。まぁ、理事長の息子だ。因みに、教師で、年の離れた兄がいる。 好きなことは、天体観察。 夢は、宇宙飛行士だ。宜しくな」
だけど、宙斗は、何か呟きながら座った。私は、宙斗を気にしていると、私の番になっていた。
私は、あわてて、自己紹介をした。
「私は、宇佐見綾女です。中等部からの入学なのでわからないことがあるかもしれません。 だけど、宜しくお願いいたします」
私は、ドキドキした。やっぱり、宙斗の、ことが気になるのでちょっとだけみた。
暫くして、女子の最後になった。最後は千智だ。
千智は、私の前だと、語尾を伸ばさないが、みんなの前では、すぐに伸ばす。
いい加減止めて欲しい。
「満山千智でぇす。私もぉ、綾女と同じ、中等部からのぉ入学なんでぇ、宜しくぅお願いぃたしまぁすぅ」
まただ。 こっちは同じにして欲しくないかも…。
ホームルームも終わって、宙斗は、理事長室に、行った。
私は、そっと、後を着けた。
最初のコメントを投稿しよう!